出産祝いでも定番ですし、赤ちゃんから子どもまで大好きなものと言ったら「絵本」ですよね。
赤ちゃんが生まれてから久しぶりに読んだ! という方も多いのでは?
このブログ記事では、赤ちゃんにいつから絵本の読み聞かせをすればいいの?という疑問に答えます。
・絵本の読み聞かせの時期や効果を知りたい
・具体的にどうやって読み聞かせをするべきかわからない
・年齢別のおすすめ絵本が知りたい
・絵本を買わずにたくさん読み聞かせしたい!
私もこどもが生まれてから久しぶりに絵本を読みました。
「からすのパンやさん」「すてきなさんにんぐみ」「がらがらどん」など内容をかすかに覚えていて、なんとも言えない気持ちに…!
今回は絵本の読み聞かせ方法と一緒に、年齢別おすすめの絵本も少しだけ紹介しますね。
絵本を読み聞かせするのはいつからがベスト?
以前は「1~2歳だとまだ絵本は早い」と言われていましたが、最近では0歳から絵本を楽しんでいる家庭も多いです。
とは言っても早ければいいわけではないんです。物を目で追う「追視」がしっかりできるようになるのが、生後4か月頃。
この時期は自分で移動ができないのでじっとしていられますし、絵本に焦点を合わせてちゃんと見ることができます。
ママも育児に慣れてくるころなので、生後4か月頃というのは絵本と出会うにはいいタイミングでしょう。
でもあくまでこれは目安にすぎないので、1歳すぎてから絵本を読み始めても決して遅いわけではありません。赤ちゃんが絵本に興味を示した時が最適のタイミングなので、それまではママも楽しんでゆったりとした気持ちで絵本を読んであげて下さい。
絵本は上手に読む必要はないんです。
絵本を楽しむときは「絵本を見るのは1割、残りの9割は子どもの表情を見守る」で、かわいいお子さんの反応を楽しんでくださいね。
絵本を読み聞かせるとどんな効果があるの?
実は絵本を読み聞かせすると、子どもの学力がアップすると言われています。
絵本の読み聞かせは、「文字を読む」「絵を見る」「声に出す」という、3つの行動を1回でやるわけです。これをすることで脳の機能が高まり、記憶力が向上します。
実際に3人の息子さんを東大に合格させたママは、3歳までに1万冊もの絵本を読み聞かせたとか…。
・絵本を読むことで語彙力が鍛えられる
・文章や人の話の理解力も増える
・記憶力が高まる
絵本の読み聞かせで1番大切なのは、親自身が楽しむことです。
むりやり読み聞かせをすると絵本が嫌いになってしまうお子さんもいるので、親子で楽しく絵本を読みましょう。
その結果、子供の頭が良くなったら嬉しいですね!
絵本の効果的な読み聞かせ方法【年齢別】
絵本を読みきかせするときの姿勢はなるべく絵本と子供の表情がどちらも見られるようなスタイルがおすすめです。年齢によっても変わりますが、隣に座ったり、だっこしたり、布団に入ったり、ママと子供が落ち着いて読める環境で、読んでくださいね。
ココからは年齢別絵本の読み聞かせ方法と、どんな絵本がおすすめなのか紹介します。
新生児~0歳前半 絵本の時間を楽しみママの声を聞かせる
このころはまだ視力もはっきりしていないので、絵本がある環境を整える時期です。
でも聞きなれたママやパパの声は大好きなので、声を聴かせてあげることがメインになります。
赤ちゃんが泣いていない機嫌がいいときに、読んであげたり歌ってあげたりして、赤ちゃんとの時間を楽しみましょう。
0歳後半~1歳 さわったりして楽しめる絵本を用意
だんだん絵本=楽しいおもちゃということが、わかってくる時期です。
「読んでもあまり反応がない…」と思うかもしれませんが、赤ちゃんはきちんと絵本を聞いているので、聞いた言葉は頭の中に残りある日急におしゃべりをはじめますよ。
また絵のページに知っているものを見つけると、声をだしたり指で差したりして教えてくれるようになります。なので赤ちゃんが知っているものがたくさん出てくる絵本だと、一緒に楽しめますよ。
1歳~2歳 子供の好きなペースで読み聞かせする
1歳をすぎると、絵本は見たり読んだりするものだという認識がうまれ、絵本に興味を持ち始めます。
絵本を読むことよりもページをめくることに夢中になるかもしれませんが、そんなときは読み聞かせを中断して一緒に遊んじゃいましょう!
最後まで無理して読む必要はありませんよ。
2歳~3歳 色々なジャンルの絵本を楽しめるように
簡単な物語を理解できるようになるので、きちんとしたストーリー展開のある物語絵本に興味を示すようになります。
何度も何度も同じ絵本を繰り返し読まされるのもこの時期の特徴ですが、こどもの好奇心を大切にしてとことん付き合ってあげるのが大切です。
3歳~4歳 物語の楽しさに気づくので興味の幅を広げる
3歳にもなるとだんだん聞く力も育つので、少し長いお話しでも落ち着いて楽しめるように。
想像力も豊かになり、自分と絵本の主人公を重ねてみるなど、絵本の楽しみ方も変化します。
また幼稚園や保育園に通うようになり興味の幅も広がってくるので、色々な絵本を読み聞かせしてお気に入りの絵本を見つけてあげましょう。
4歳~6歳 子供の成長のために色々な絵本を読んであげる
簡単なものなら自分で絵本を読めるようになってくるので、今までよりさらに深く絵本を楽しめるようになります。
絵本を読み聞かせしてあげることで子供の語彙力も増えてくるので、子どもが興味を持った本はなるべく進んで与えてあげましょう。
絵本の読み聞かせQ&A
ココからは絵本を読み聞かせする際に、ママさんが疑問に思う質問に答えていきます。ぜひ参考にしてみてください。
絵本の読み聞かせは毎日するべき?
絵本を読み始めたばかりの頃は、赤ちゃんの機嫌がいいときに読んであげればOK!
絵本にも慣れてきて、生活リズムが定まってきたら大体の時間を決めてあげるといいでしょう。
ポイントは親子でゆったりできる時間。
お昼寝前、お風呂の後、夜寝る前に5~10分程度で十分です。
絵本の読み聞かせは強制ではないので、ママが忙しかったり、気が向かない時はお休みしてもいいですよ。
絵本は何冊くらい用意した方がいい?
0~1歳の頃は大量の絵本は必要ありません。
同じ絵本を繰り返して読むことで色々な発見があったりするので、赤ちゃんが興味のありそうな本を10冊ほど用意すればOKです。
既に何十冊もあるという場合は、月齢に合わないものや興味のなさそうな絵本はしまっておきましょう。
絵本に書いてある対象年齢は守った方がいいの?
絵本にある対象年齢はあくまで目安です。出版社が子供の発達を踏まえ決めているものなので、あまりこだわる必要はありませんよ。
幼児向けの絵本を赤ちゃんが見ても絵で楽しめますし、逆に赤ちゃん向けの絵本を大きくなっても読んでいるパターンもあるでしょう。
子供の成長に合わせて違う楽しみ方が出来るのも、絵本の魅力の1つなので対象年齢は気にせず楽しみましょう。
3歳の息子も0歳のころ読んでいた「じゃあじゃあびりびり 」という絵本をいまだに読んだりしています。
以前と違って、ひらがなが読めるので楽しみ方も広がっていますよ。
絵本の読み聞かせはいつまでした方がいい?
小学生に入学したとたんに、学校でも読むからと絵本の読み聞かせをやめてしまうママさんが多いです。
上でも書いたように、絵本の読み聞かせは子どもの学力を伸ばす効果もあるので、せめて小学1年生くらいまでは一緒に楽しむといいですよ。
自分で本が読めるようになっても、読み聞かせをしてもらうのは楽しいものなので、リクエストがあったら是非読んであげてくださいね。
絵本読み聞かせにおすすめの絵本15選!【年齢別】
絵本を読み聞かせするのに、最適なおすすめの絵本を年齢別に紹介していきます。
各年齢でおすすめの絵本3冊ずつピックアップしたので、絵本選びの参考にしてください。
0歳おすすめ絵本
0歳にオススメの絵本は固くて丈夫なボードブックタイプや色がはっきりしている絵本です。
まだお話の内容は理解できないので、親子で楽しく読み聞かせしましょう。
ブルーナの0歳からの本
ページがパタパタひらく丈夫なボードブックタイプなので、赤ちゃんでも安心。
おもちゃと食べ物がカラフルではっきりとした色使いでかかれています。
いないいないばあ
昔から愛されている超ロングセラー絵本です。
にゃあにゃあが…くまちゃんが…いないいないばあ!とシンプルながら、赤ちゃんが大喜びする絵本です。
BABY TOUCH いろ
はっきりした色づかいと動物が楽しめる絵本。
1番のポイントは、タオル地やザラザラなど感触が楽しめることです。
厚紙仕様なので、赤ちゃんでも安心して遊べますよ。
1歳おすすめ絵本
繰り返し言葉や自分の身近な生活がかかれた絵本を喜ぶ月齢なので、リズミカルな絵本や生活絵本を読み聞かせてあげると喜びます。
がたんごとん がたんごとん
黒い汽車が走っていると、バナナやネコが「のせてくださーい」とどんどん乗ってきます。
繰り返すリズミカルな言葉に子どもたちは大喜び間違いなしの絵本です。
きんぎょがにげた
きんぎょがにげた!どこににげた?と、親子で楽しくよめちゃう1冊です。
あーきんぎょいた!と探しながら読めるので、1歳でも楽しめますよ。
ちなみに3歳の息子もいまだに読んでいます。
しろくまちゃんのほっとけーき
人気なこぐまちゃんシリーズで、しろくまちゃんがホットケーキを作るおはなし。
ホットケーキが焼ける場面を見ているとついついお腹が減ってきます。
もう少し大きくなったら、絵本を見ながら親子でホットケーキ作りをしても楽しいですね。
2歳おすすめ絵本
簡単な内容の絵本なら理解し楽しめるようになるので、わかりやすい内容の絵本がおすすめ。
またトイトレなどを始める場合は、トイレに関する生活絵本を取り入れると、子供もスムーズにトイレのイメージができますよ。
おべんとうバス
バスにおにぎりさん、ハンバーグさんみんながどんどん乗ってきて、思わずワクワクしちゃう絵本です。
「みんなそろったかな?」「まってー」とかわいいおかずたちが繰り広げる物語は、とっても楽しいですよ。
ノンタン おしっこしーしー
ノンタンと仲間たちがオムツで、おまるで、トイレでしーしー。
ノンタンはちゃんとトイレで出来るかな?
生活習慣を覚えた2歳~トイトレにもおすすめです。
ぞうくんのさんぽ
さんぽにでかけた「ぞうくん」が友達をどんどん背中に乗せてあげます。
シンプルな繰り返しでこどもも覚えやすい上に、ラストに衝撃のクライマックスまであります。
親子で楽しめる1冊です。
3歳おすすめ絵本
子供の興味の幅がぐっと広がる時期なので、今までとは違うジャンルの絵本を読み聞かせしてあげましょう。自分と主人公を重ねられる物語性の強い絵本もおすすめです。
くだものだもの
くだものたちが繰り広げる「だじゃれ」が楽しい絵本。
くだものの名前も覚えられて、子どもは大爆笑です。(大人には笑いのツボが謎。)
他にも野菜シリーズとおかしシリーズがあるので、シリーズでそろえても楽しいですよ。
ぐりとぐら
ママも読んだ!という方が多いのでは? 有名な超ロングセラ―絵本ですね。
料理と食べることが大好きなねずみのぐりとぐら。ある日森の中で巨大な卵を見つけて…
森の仲間たちがたくさん出てきて楽しい絵本です。
わにさんどきっ はいしゃさんどきっ
虫歯の治療が怖いわにさんと、わにさんが怖いはいしゃさん。
2人とも違う状況なのに「こわいなあ…」と同じことを考えていて、大人も思わずクスリ。
歯を磨かないと虫歯になっちゃうということも教えられるのでいいですよ。
4歳~おすすめ絵本
昔からの民話や想像力を刺激するファンタジー絵本も読めるようになる時期です。
今までより長文も読めるので、色々なジャンルの絵本で語彙力をどんどん鍛えてあげましょう。
三びきのやぎのがらがらどん
怖い怪物がいる橋を渡らなければならないやぎたち。
小さいヤギから順番にわたっていって…来るぞ来るぞ!と子どもたちも期待が高まり、怪物とのバトルシーンは必見です。
少し残酷に感じるシーンもありますが、そういう絵本を読んだからといって子どもが残酷になるわけではないので安心してくださいね。
かいじゅうたちのいるところ
ある日マックスはいたずらをしてママに怒られ、ごはん抜きで寝室へ…
日々かいじゅう(子供)の相手をしているママも癒される絵本です。
映画化もされた作品で、自分の好きなペースでかいじゅうたちの世界を楽しめますよ。
ぶたのたね
ぶたより足が遅いおおかみ。「いちどでいいからぶたをつかまえておなかいっぱいたべたい」そんなおおかみに、キツネの博士がくれたものとは…
おおかみ対ブタのハラハラドキドキ物語で、結末は親子で笑顔になるでしょう。
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せっかく買ったのに興味がなくて全然読んでくれない…ということがなくなるのでいいですよ。
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絵本の読み聞かせ方法と効果:まとめ
絵本の読み聞かせはいいことづくめ!
まずは楽しく読むことが大事ですね。
今回紹介した絵本や絵本ナビを参考にして、素敵な絵本を見つけてみてください~。
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